大原孝治氏のプロフィールと手腕
大原孝治氏はドン・キホーテの2代目の社長であり、その独特の経営方針と時代の先端を見抜く手腕でリーマンショック後の不景気の中ドン・キホーテを優良企業に押し上げたことで有名ですが、大原孝治氏のプロフィールはとても目を見張るものです。1993年に同社に入社し、1号店の売り場担当者からスタートしており、その後様々な店舗の店長を経て1995年には取締役にスピード就任します。
大原孝治氏の最も優れているところは、状況を的確に判断した非常に迅速な対応にあります。その中でも伝説となっているのが、ドン・キホーテ神保町店の対応です。神保町店は2017年2月に大きな社内の期待を背負ってオープンしたのですが、2017年10月に早々と閉店し、現在は物流センターとなっているのです。これは神保町の立地が店舗以外への活用の方がメリットがあるとの判断によるものですが、通常は多額の費用と手間をかけて開店した店舗をわずか10ヵ月で閉店する事は考えられません。出店にかけた費用を回収するまでは店舗での運営を行うのが一般的なのですが、しかし仮に店舗として運営した場合にはそれほど大きな利益は見込めず、不採算店となってしまう恐れもあったのです。その判断をこれまでの常識を打ち破り迅速に行ったところから、大原孝治氏は非常に決断力のある経営者と評価されています。